佐藤紳哉六段 vs やねうら王戦の前の、ソフトのバグの修正の問題その2

佐藤紳哉六段は、電王戦第1局の終了後の会見で、
バグの修正後のソフトの指し手が前のソフトと違う、というような事を言っていました。
この点については、バグを修正した影響で変わる可能性はあると思います。

また、バグの修正後のソフトは明らかに強くなったというようなことを言っていました。
この点については、バグを修正して棋力が変わった可能性はあると思います。
しかし、仮にレーティングで200(勝率で2〜3割の上昇)くらい棋力が上がったとしても、2日、3日対戦しただけでは、棋力が上がったのかどうかについては、はっきりは判断できないと思います。

ところで、バグの修正で別のソフトのようになることは、十分に考えられると思います。

また、佐藤紳哉六段は、やねうらおさんに、将棋に携わるのをやめてほしいというような事を言っていました。

私はこれを聞いて、やねうらおさんはバグを修正しただけでなんでここまで言われないといけないのだろうと思いました。

これはいくらなんでも言い過ぎだと思いました。

バグの修正は、レギュレーション違反ですが、ドワンゴ側の許可を取っていますし。

佐藤紳哉六段は、やねうらおさんが悪気なく、バグを修正している可能性を否定してしまっていることになるかと思います。


ひょっとしたら、佐藤紳哉六段は、やねうらおさんがバグ以外のプログラム変更をしていると強く思い込んでしまって、
もしくは、バグを修正したら棋力などが変わることをやねうらおさんはわかっていたなどと強く思い込んで、
それは汚いことだからということで、将棋に携わるのをやめてほしいと言ってしまった可能性があると思いました。

佐藤紳哉六段は、ソフトの指し手が変わっていても、棋力が変わっていても、やねうらおさんがやましいことか何かをしていると断定すべきではなかったと思いました。